DVD-R/RW/CD-RW コンボドライブを使う(ハード編)

■重要な情報 追記:['02/10/05]
 Pioneerから,同社製 DVD-R/RW ドライブのうち,DVR-A03-J,DVR-A04-J, DVR-S303 ユーザーに対して 重要なお知らせ がアナウンスされました.

 4倍速等の新規格高速記録対応 DVD-R/RW メディアを使用した場合,ファーム ウエアの不備のため,メディアのみならず,ドライブ自身に対しても損傷を与える 可能性があるとのことです.

 本ページに書いております DVR-103 もこれに該当します.なお,OEM製品で は別の型番が付けられている場合があります.該当する可能性がある場合, 各メーカーページを参照し,確認する方が良いでしょう.

 なお,この問題は,ファームウエアのバージョンアップで解決します. ファームウエアのダウンロードや更新方法に関しては, こちらを 参照してください.

■DVD-Rを考える
■CD-RからDVD-Rへ
 既に CD-R ドライブが手の届く価格帯になってからかなり経ちます.メディア単価が安い ことや,大抵の PC に読み込み可能なドライブが接続されている ため,データ交換/配布用のメディアとして大変役立つメディアとして活用されている方が 多いのではないかなと思います.

 しかし,出始めの頃は 650MBという容量は広大な空間に思えたものですが,最近は ソフトの肥大化が進んでいる他,扱うデータの方も高画素のデジカメ画像や動画を扱い 始めると,この程度の容量では『大容量メディア』とは言いにくいものになって来ました. 少し大きなデータの受け渡しを CD-R で行ったり,データのバックアップを行うとなると, すぐに数枚〜数十枚のメディアが必要とされてしまいます.CD-R の書き込みスピード の高速化により,数枚程度であればそれほど苦ではありませんが,枚数が増えてくると そのライティングに要する労力が無視できないものになって来ます.また,CD-R の容量は 700MB のものが一般的になって来ましたが,それでも不足気味な上,従来のものと 互換性を持たない特殊なフォーマットを除くと,今後さらなる大容量化は難しそうです.

 そんな折り,出る出ると言われていたコンシューマ向けの DVD-R ドライブが 発売になりました('01).価格も当初は10万円ほどしましたが,年末には5万円を切る 価格に落ち着き,入手しやすくなりました.一方メディアの方も,2002年5月現在,国産 一流メーカーのもので1枚600円.特売セールなどでは台湾製メディアが300円程 で売られるようになって来ました.まだ単価で考えると割高に感じる金額ですが,CD-R メディアの出始めの頃と比較すると,急速に安くなっています.

 なお,現段階でも各メディアを 100MB 単価で換算すると, 一流メーカー製 700MB CD-R は 8.5円(50枚のスピンドル2980円で計算), 同じく4.7GB DVD-R は12.7円 (1枚600円換算.ただしケース付き)であり, そう極端に割高ではないことが分かります.

 最近は一般の PC における DVD-ROM ドライブの搭載率が高くなってきましたので, DVD-R を CD-R 同じような用途で,利用できる環境が整いつつあると言えると思います.

■DVD-Rを何に使うか
 DVD-R の用途としては,『ビデオ(DVD-Video)用』『データ用』という 2種類に大きく分ける ことができます.前者は PC で動画ファイルをオーサリングし,一般の DVD-Video Player で視聴可能なものを作成することを指しますが,本ページではこの用途に関しては言及しません. (理由は至って簡単で,個人的に DV カメラを持っていないからです(^^;)

 後者の『データ用』を少し詳しく説明すると,文字通り PC のデータを DVD-R メディアに 焼くという用途です.この範疇に含まれる少し特殊な用途としては, 『ディスクのイメージをそのままバックアップし,リカバリー時に使用する』ような用途や, DVD-ROM でプレスされているディスクを単純にメディアバックアップ(所謂コピー) するようなことも含まれます.

 メーカー製 PC の殆どにはリカバリーCDが同梱されており,ディスククラッシュ時に これを使用して環境を容易に復元可能にすることが広く行われていますが,これと同様に 動作するブータブル DVD-R を作成することも可能です.ライティングソフト側がこの機能に 対応している必要がありますが,例えば B's recorder v3 以降であれば対応しています.

 OSや各種ソフトをインストール&設定し,安定状態を構築した後でリカバリー用のブータブル DVD-Rを作成しておくと,ディスククラッシュやWindowsのクラッシュという悪夢から短時間で復活 可能でしょう.しかし,最近はかなり大容量なディスクを使用している人も多いでしょうから, CD-R を使うよりはマシだけれど...といった枚数なってしまうかもしれませんが.

 次にDVDメディアのメディアバックアップ(コピー)ですが,これは大抵のDVDライティングソフトに そのための機能が付いています.CD-ROM と同様に簡単な操作でバックアップが出来ますので, オリジナル盤は大切に保管しておき,普段利用する際にはコピーしたものを使用するということが 可能です.ただし,DVD-Videoをはじめとする,プロテクトのかけられたメディアは簡単にはコピーで きません.『DVD Video をバックアップするために DVD-R ドライブを…』 と,考えている方は,あまり安易に考えない方が良いでしょう.(出来ないこともありませんが,法に 触れる部分もありますので,あえて詳しく言及しません)

 最後に『任意のファイルを焼く』という用途ですが,私はもっぱらこのような用途 にのみ使用しています. ディスクのクラッシュやヒューマンエラーによるファイル消失に備え,自分で作成/加工したデータを 適時メディアに焼いています.『CD-R に焼くと複数枚になってしまうけど,DVD-R の場合は 1枚に収まる』という場合が多いため,大変重宝しています.とは言え,今の DVD-R は 4.7GB のため,700MB の CD-R 6.7 枚分しか入りません.極めて大容量のデータを扱う 場合,メディア容量に合わせて分割して管理(例えばディスク上でディレクトリを分けて各ファイルを 格納しておく)等,ちょっとした工夫が必要でしょう.また,単純にバックアップを取るという意味では, DDS(DDS3〜DDS4)/AIT/DLTテープのような,より大容量の記録が可能なテープメディアを利用 した方が幸せになれるかもしれません.

■DVD-Rドライブとその仲間
 DVD系の書き込み可能なドライブは 2002年5月現在,大きく分けて松下系(DVD-R/RAM), Pioneer系(DVD-R/RW),Ricoh系(DVD+RW/R)の4タイプのドライブが国内ではメジャーです.

メーカー 型番 対応メディアと読み込み/書き込み/書き換えスピード
(ROM系は読み込み速度,その他は書き込み/書き換え速度)
インターフェイス
CD
-ROM
CD
-R
CD
-RW
DVD
-ROM
DVD
-R
DVD
-RW
DVD
-RAM
DVD
+R
DVD
+RW
松下寿電子工業 SW-9501 - - - x1 x1 - - - - SCSI-II
松下電器 LF-D321JD x24 - - x6 x1 - x2 - - ATAPI
Pioneer DVR-A03-J x24 x8 x4 x4 x2 x1 - - - ATAPI
Pioneer DVR-A04-J x24 x8 x4 x6 x2 x1 - - - ATAPI
RICOH MP5120A/MP5122E x32 x12 x10 x8 - - - - x2.4 ATAPI (5120A)/
IEEE 1394 (5122E)
RICOH MP5125A x32 x12 x10 x8 - - - x2.4 x2.4 ATAPI

 基本的に松下,Pioneerは DVD-R を押しており,Ricoh は DVD+RW を押しています. また,DVD-R を押している2社も,書き換え可能メディアはそれぞれDVD-RAM,DVD-RW を採用しています.

 また,それぞれのドライブは OEM としても提供されており,異なった型番で売られている場合 があります.本ページで解説している DVR-103 は,Pioneer DVR-A03-J の OEM 製品です.

 なお,2002年夏頃には,現段階での真打ちとも言える,日立製 GMA-4020B が リリースされる予定です.このドライブのスペックを書きますと,次のようになります.

メディアのタイプ読み込み/書き込み/書き換えスピード
(ROM系は読み込み速度,その他は書き込み/書き換え速度)
CD-ROMx32
CD-Rx12
CD-RWx10
DVD-ROMx10
DVD-Rx2
DVD-RWx1
DVD-RAMx2

 このドライブの特徴としては,DVDフォーラムが策定した『DVD Multi Drive Writable Version 1.0』 に対応しており,現在同フォーラムで策定されている全ての物理フォーマットに 対応していることです(注:カートリッジ入りのDVD-RAMには未対応).また,バッファー アンダーランによる書き込みの失敗を防ぐ機能として, SuperLinkが搭載されているほか,UltraATA/66 に対応し,ファンレス設計だそうです. DVD+R/DVD+RW 系を除けば,オールマイティなドライブと言えましょう.また, 欧州では DVD+RW の普及率の方が高いため,NEC 等のメーカーが,DVD-RWと DVD+RW に対応したドライブを開発中であり,秋頃には登場すると,いう話もあります.

 その他,DVD-R の書き込み速度として4倍速に対応したドライブ(CRD-DV1)が, SANYOから夏〜秋頃に発売という話もあります.これは,CD-R/RW/ROM/DVD-R/RW/ROM がそれぞれx24/x12/x40/x4/x2 というスペックであり,SONYの提唱しているDDCD (CDを 倍密度化し,1.3GBの記録に対応)にも対応しています.まだレビュー記事を読んだことが 無いため何とも言えませんが,スペック的にはこちらもかなり良さそうです.

 私はと言いますと,国内で今のところ主流である DVD-R 系を選択し,また,DVD-R ドライブと しての書き込み速度が速く,CD-RW ドライブとしても利用可能な Pioneer 製 DVR-103 を 発売と同時に購入しました.初物価格であったため,店頭価格で 91,800円でした.そして 数ヶ月後に4万円台後半で売られているのを見たときに愕然としました…

■メディアについて
 2002年5月現在,CD-R で言うところの太陽誘電,または三井化学のような,『定番 メーカー/メディア』はまだ存在しないと感じています.また,メディアもドライブもまだ出荷され てからそれほど長期間経っているわけではなく,ユーザー数もそれほど多くないため, 耐久性に関しては未知数の部分があります.

 値段的に見ると,2002年5月現在,国産一流メーカー製(TDK,三菱,maxell,Pioneer 等)で1枚辺り 600円,台湾製(Princo等)で500円弱,台湾製 SuperX で300円弱といった感じです. もちろんショップにより値段はかなり異なり,例えば TDK 製メディアは高いところでは1200円台 で売られているところもあります.ちなみにその他のメーカーブランドで売られているもの もありますが,OEMの場合もあります.購入する場合,どこの OEM かをチェックしておいた方が 良いでしょう.

 なお,私が色々と試してみた中では,国産メディアは安心感があります.逆に使用して いて不安を覚えたのは台湾製です.Princo,SuperX (メディアはどちらも同じでした)は共にか なり安く売られていますが,書き込みの失敗や,使用ドライブにより正常に読み込めない等の トラブルがかなり報告されています.少なくとも,ある程度長期保存するような場合や,様々な ドライブで読まれる可能性のある配布用としては,(現状では)台湾製メディアの使用はお勧め できません.

 なお,店頭で売られている DVD-R のパッケージを見ると,『for Video』『for Data』と,書かれていることに気が付くでしょう.基本的にどちらもメディアとしては 同じものですが,『for Video』と書かれている方には,1回だけ複製の許可された(コピーワンス) 番組を録画するときのための情報が記録されています.BSデジタルの番組は一部この形式で 放送されており,家電 DVD レコーダでエアチェックした際に,『for Video』メディアを使用しなけれ ば録画できないようになっています.

■Pioneer DVR-103について
■DVR-103 の特徴
 DVR-A03-J の OEM ドライブである本製品は, CD-R/RW,DVD-R/RW としても利用可能なドライブであり,また,松下製ドライブの 倍のスピード(2倍速)で DVD-R を書き込むことが可能です.最近後継ドライブである DVR-A04-J が発売されましたが,その違いは,

  • DVD-RW のクイックフォーマットに対応し, 1分程度のフォーマットで利用可能になった
  • DVD-Rメディアで,DVD-ROM互換の追記・編集が可能になった
  • これまでは1GB未満のデータを書き込んだ場合でも1GB書き込む必要があったが,この制限が取り払われた

 等です.

 詳しくは, こちらのページを 参照してください.これから購入するとしたら,このドライブ,または日立製のドライブの発売を待つ と良いでしょう. 松下製のドライブは DVD-RAM が使える反面,DVD-R の書き込み速度が1倍速のため,頻繁に DVD-R を使用する人の場合には,やや忍耐を強いられるでしょう.また,5インチベイが1つしかない BKi810 の場合,CD-R ドライブとしての用途も兼ねる Pioneer 製ドライブは何かと重宝します.

■DVR-103 のスペックの詳細,同梱ソフトウエアについて
メディア 最大読み込み速度
CD-ROM 24倍速 CAV(3.60MB/s)
CD-R,RW 16倍速 CAV(2.40MB/s)
CD-DA(オーディオCD) 10倍速 CAV(1.50MB/s)
Video CD 4倍速 CLV(2.40MB/s)
DVD-ROM(一層) 4倍速 CAV(5.54MB/s)
DVD-ROM(二層) 2倍速 CLV(2.77MB/s)
DVD-R/DVD-RW 2倍速 CLV(2.77MB/s)
メディア 書き込み速度 Buffer Under Run 防止機能
CD-R 8倍速 CLV(1.20MB/s),4倍速(0.60MB/s) 無し
CD-RW 4倍速 CLV(0.60MB/s) 無し
DVD-R 2倍速 CLV(2.77MB/s),1倍速 CLV(1.385MB/s)) 有り
DVD-RW 1倍速 CLV (1.385MB/s) 有り

○その他のスペック

    ホストインターフェイスの仕様
    PIO Mode4, Multi word DMA Mode 2 (16.6 [MB/s])
    アクセスタイム
    DVD-ROM:200[ms], CD-ROM:180[ms]
    シークタイム
    DVD-ROM:150[ms], CD-ROM:130[ms]
    消費電力
    +12[V} 0.9[A],+5[V] 1.6[A]
    利用可能温度
    5度〜41度
○同梱ソフトウエア

    DVDit!SE
    DVD Video オーサリングソフトウエア.DVD メニュー等も簡単に作成可能.その他, AVI/MPEG1/MPEG2 ファイルを取り込み,DVD-Video に使用される MPEG2 形式に 変換可能なほか,Video-CD に使用される MPEG1 に変換するソフトエンコーダとしても使える.

    PrimoDVD
    DVD/CD ライティングソフトウエア.簡易なインターフェイスでCD-R/RW,DVD-R/RW に 書き込み可能なソフトウエア.最大4台のドライブを使用して動じ書き込みを行える等,高機能. なお,この手のソフトで付き物の,ライティングソフトの共存によるコンフリクトが発生しにくい作り になっている.

    PowerDVD VR-X
    DVD Video 再生ソフトウエア

■ファームのupdate
 メーカーによっては,DVD-R ドライブのファームウエアが Web で公開されており, ユーザー側でアップデートすることが可能です.そしてアップデートすることにより,各種の不具合の修正 や書き込み精度が向上する等のメリットがあります.

 DVR-103 の場合,一番初期に販売されていた版ではファームウエアのバージョンが 1.44 ですが, 2002年5月現在,最新ファームウエアは 1.80 です.

 アップデートの行い方ですが,Pioneer の こちらのページから プログラムをダウンロードし,Windows上で起動 することによって簡単にアップデート可能です.個人的な意見としては,何か問題を抱えて おり,アップデートを行うことにより解決する見通しがある場合は行うようにすると良いと思います. 逆に,何も問題を抱えていない人は,新しいバージョンが公開されているからと言って,あえて アップデートを行う必要は無いと思います.アップデート後はバージョンダウンが出来ない他, 何らかの原因でアップデートに失敗した場合,修理扱いになくなる場合もありますので….

アップデート用アプリケーションを起動すると DOS窓/コマンドプロンプトが開き,実行される
アップデート完了のダイアログ

 なお,私が 1.80 に上げた理由は,最近激安 DVD-R メディアとして有名な,台湾製 SuperX という メディアの書き込み精度を上げたかったからです.ファームが 1.44 のままでこのメディアに書き込むと, 殆どの DVD-ROM ドライブで読み込み不可能なものができてしまいます(焼いた DVR-103 自身では 読み書き共に正常にできるので気が付きにくい).もっとも,このようなメディアは信頼性の面で『?』なの で,配布用として使用する場合も,あまりお勧めできません.TDKや三菱製は古いファームウエアで あっても問題なく書き込める上,今のところ信頼性もそこそこなようなので,こちらをお勧めします.

■DVR-103 を使用する
■DVR-103 を取り付ける
 基本的に通常の CD-ROM ドライブを取り付けるのと同じ手順で行います.

DVR-103
箱はかなり大きめ.購入当時 91,800円でした….今は47,000円くらい.
対応OSは Win98/Me/NT4.0/2000
一通りのことができるように,ソフトが3本バンドルされています.なお,このパッケージはエスティトレード扱いのもの.最近は全く同じ内容で,Pioneerからも売られています.
おまけがてんこ盛り.
ジャンパ設定に関しては,ケースに説明シールが貼られています.
ドライブ裏側.左からデジタルアウト,アナログアウト,設定用ジャンパ,IDE,電源端子.

小型の冷却用のファンが付いています.これが付いているということは,発熱が多いという ことか…

BKi810 で使う場合,IDE が1本しかありませんので,ディスクをマスター,DVR-103を ススレーブにして接続しなければなりません.そのため,ジャンパはこのように設定します.
ドライブ正面.左から,ヘッドホン端子,ボリュームコントロール,吸気用のスリット,インジケータ LED2つにイジェクトボタンです.
BKi810 への取り付け方法は,普通の CD-ROM ドライブと同じ.
定位置までスライドさせて取り付けると,このように殆ど後ろに隙間が無くなります.ここで注意 することは,DVR-103 の冷却用ファンを塞がないようにケーブルを取り回すこと.
フロントパネルをはめた状態.ちなみに BKi810 v1.6 に取り付けたため,FDD は外していません.
■使用してみて
■BKi810で利用する際の注意
 DVR-103 はファンが付いていることからも予想されたとおり,かなり発熱します. これは,LF-D321JD の消費電力が約 7[W] なのに対し,DVR-103 は 18.8[W] と, 約 2.7倍に も達することからも分かります.つまり,このことから BKi810 で利用する場合の注意点として言える ことは,冷却に十分考慮すること,そして電源への負荷もきちんと考慮しておく ことの2点です.

 私は Celeron 766MHz を搭載した BKi810 v1.6 に取り付けて使用していますが,v1.6 はケースに スリットが開いており,v3.3 よりも冷却効率が高くなっています.また,v3.3 は,より高クロックの Pentium3 の搭載が可能ですが,高消費電力の CPU を搭載した場合,DVR-103 を ドライブするに足る電力を電源ユニットが供給できなくなる可能性があります.

 もし,v3.3 での利用を考えている場合, 電源の外付け化フロントパネルおよびFD外し 等の対策を行った方が良いでしょう.

 ちなみに v1.6 に搭載した場合も,使用中は M/B 温度が急激に上昇する傾向にあり,50度を あっという間に超えそうな勢いでした.そこでフロントパネルを外して運用し,また,ライティングを 行う際には小型扇風機を使用して強制冷却を行うことにしました.


発熱が結構キツイので,結局夏場はフロントパネルを外すだけでは冷却が追いつかず, 小型扇風機で強制冷却することに(2001年夏に撮影).

 ちなみにこのドライブ,通常のミドルタワーケースに搭載する場合も,上下の5インチベイが 別のデバイスでふさがっている場合は熱がこもって不安定になる場合がありました.

■続き...
 文章が長くなりましたので,分割しました.DVD-R/RW/CD-RW コンボドライブを使う(ソフト編)に続きます.


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